お客様各位
【8月16日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=145円61銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ: 34946.39(-361.24)
※ 銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8126.5(-115.5)
②午後売 : 8150.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 3.6615(-0.063)
④金: 1902.5(-8.1)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油: 80.99(-1.52)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1230円
②ロンドン午後:1230円
③N.Y. : 1220円
※ニューヨーク為替引値(円)
145.57-145.59(0.03円安-0.02円安)
【8月15日:昨日の状況】
※国内銅建値1250円 (8月15日より-10円)
《続・お盆休み》
※お盆休み期間、そもそも商売が動いていないので
ブログに書くこともありません。せっかくですから
昨日の続き、事務所の整理整頓をして出てきた契約
書の話を書きます。
※昨日の質問の解答。CFR黄浦(中国広東省の港)
到着、㎏当たりの雑線の価格は、当時、概ね60−70
円/kgでした。
トンに直すと60,000〜70,000円です。
※23年前、2000年の8月の国内銅建値は、月間平均
で240.0円/㎏、(年間平均で233.6円/㎏)なので想
像ではありますが、日本国内のピカ線は210〜220
円、雑ナゲットは200円程度になります。
※雑ナゲットを計算式の頭として、雑線の銅含有量
43%とすると、
200円 X 43%=86円・・・銅の価値
86円 △加工賃30〜40円=46円〜56円・・・雑線
雑線の市中価格は50円程度となります。
※仮に弊社が市中価格50円で仕入れたものを、中国
まで運び客先に売って65円、粗利15円から輸出総コ
スト8円を引くと利益が7円となります。
当時、概ねこのような計算をしていたと記憶してい
ます。
(勿論もっと儲かることも、歩留まりが出なくて大
損することもあるので必ずしも利益は一定でない。
それは今も同じ。)
※さてここで「当時は、そんな単価が安かったんだ
〜」と感心して話が終わってしまう人は、はっきり
言って商売のセンスがない。
単価が高いか安いかは問題ではなく、ここで注目す
べきは利益率です。
※売上高65円で利益が7円なのですから単純に利益
率は10%を超えることがわかります。 今どき、そ
んな良いビジネスあるでしょうか?
しかも、弊社は、というか小生は(当時の会社は社
長1人きりなので)転売だけで、荷役も加工も何も
していない。
濡れ手に粟とはこのことでした。
おまけ:
自分で書いていてマヌケだなあと思うのは、2023年
の現在、雑線価格は400円で利益は4円、23年の時を
経て利益率は10%から1%へ10分の1になりました。
利益率10%のビジネスをする人はスマートで、利益
率1%のビジネスをする人はマヌケ以外の何者でも
ありません。
(散々悪口を書いている銀行の人が、このブログを
読んでませんよーに!!
金、貸したくなくなるわなあ。)
※雑線(ヤード持込):【8月15日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上